ホルター心電図は小型心電計を24時間装着し、日常生活における心電図を連続記録する検査です。不整脈や狭心症の発作が疑われる場合に実施され、従来の短時間心電図(記録時間: 10秒ないし180秒)では検出困難な一過性の不整脈を捉えることが可能です。主に病院や診療所で実施されます。24時間の記録より長時間に対応する小型の機種もあり、それらは1週間・2週間など測定可能ですが現在それほど普及していません。
ホルター心電図の特徴
検査方法
- 前胸部に電極・記録装置を貼付し固定
- 通常24時間連続記録
- 入浴可能な防水タイプもある
主な用途
- 発作性心房細動の検出
- その他期外収縮や心室頻拍など不整脈の検出
- 運動時や有症状時の虚血性変化の検出
- 運動時やストレス時の心電図指標の評価
- ペースメーカー機能や薬物治療効果の判定
携帯型心電計との比較
- 携帯型心電計は家庭内で記録可能、また、症状発生時すぐに記録可能、さらに繰り返し記録可能
- 頻度が少ない不整脈だとホルター心電図実施日に不整脈が起きないことがある
- ホルター心電図の方が電極を固定するため、記録にノイズが少ない傾向がある
- ホルター心電図の方が多誘導であることが多く、より詳細な解析が可能